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ポリシー・社長・坂井の思い

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竹熊先生の言葉を引用して、食べ物についてあらゆる角度からお伝えしていきます。

今、「いのち」が見えなくなっている。

本来は人間の命を守るはずの医者が、病気は見えていても病人の命は見えていない。人間の命を育てるべき教育でさえ教育産業などと言われるようになり、「お金」=経済優先、命を見落としているようである。

命の糧を作り出すはずの農業も・漁業も・畜産業も「お金」を作る産業になってしまっている。「お金」の為には毒も撒くし、お金のためには人間が食べなくてもいいものも作る。
食べ物は食品=商品に成り下がり、取れ過ぎた場合や生産し過ぎると価格が低迷し損をするから、生産の調整をする。何とおかしな現象である。

「いのち」の視点に立って、農業・漁業・畜産業・食品生産業は再度「食品作り」を見直す必要が迫られている。

農業は食べ物を作り、緑をつくる。きれいな水や空気も作る。漁業の場合、乱獲が原因で地球の生態系が変化してきている。
天然の魚の漁獲高が減少している現状をカバーするために「養殖」の技術も相当高いレベルに達している。しかし、「養殖」とは所詮「養殖」でしかない。市場に出回る魚も海の「ブロイラー」である。

「ブロイラー」の説明をすれば、たまごから雛になる日数は21日、雛から成長して出荷されるまで、大半が約48日前後、実に2ケ月強で市場に出回るまでになっている。実に恐ろしい日数である。短期間で出荷することが前述した「お金」を作る産業になってしまっている。短期間で出荷するために、雛から成鳥まで抗生物質や成長ホルモン等を飼料に混入して死なない体作りに懸命である。これこそ「お金」の為には毒も撒くことと同等である。

養殖魚もまったく同じ理論で飼育している。飼料に同等の薬物を混入して、死なない強い体に人工的にしているのである。

食品生産においても、見た目や味や価格などを検討すると、使用する原料もさることながら、不要な添加物をたくさん混ぜ合わせ生産しているのである。
これも、人間がいのちを大切にするという視点からすると危険な商品を平気で「お金」に変えているのである。ここ20年から30年の間で食べ物が大きく変化している事を消費者である我々は見極めて食べる必要がある。「いのち」を大切にするならば、食の改善をもう一度考える必要がある。

病気になり科学薬で強引に体を矯正するのではなく、自然体で病気になりにくい体作りに注力を注ぐ時期が来ていると言っても過言ではない。

食が体作りの基本であると言うことを元に、少しでも健康な体作りのお役に立ちたいと考えています。よりよい毎日・健康な日々を過ごしていただくお手伝いをいたします。

私の思い

食品生産の仕事に携わり、約30年になろうとしている。 30年前に生産していた食品は現在のように、華やかではなく、もっと素朴であった。 以前は商品開発するときの第一視点は「素材」を前面に引き出しおいしさを追求したものである。そのために「素材選び」には凄く神経を使い選定したものである。
当時の物価もこれほど高くなく、「食材」の価格はそれほど高額にならなかった様な記憶がある。

開発商品の経歴

以前勤務していたメーカーは畜産物を取り扱う会社である。使用する原料は、牛肉・豚肉・鶏肉・家禽肉・馬肉などがメインであった。
上記の畜肉を「素材」に使い、あらゆる商品を生み出してきた。

当時から理解できていた事が1つある。それは「素材」により最終食材の「うまみ」が極端に違うのである。

「素材」のいいものを使えば、それなりの美味しさは表現しやすいのである。
逆に「素材そのものが」劣ったものを原料として使用すれば、それなりの味しか出ないのである。劣った素材に様々なものを添加して「おいしさらしさ」を表現したものである。

また、永年「生協」へ提案する商品の開発にも取り組んできた。
生協製品は完全無添加の商品だけであり。人間の体に影響を及ぼす、添加物は一切の使用を認められなかった。また、使用する「原料」は全て国産のものに限り、「輸入肉」の使用は原則として使用出来なかった。このことが、現在の私にとって大きくプラスとして生きている。

提案商品を開発するたびに、全国の生産者の方々を知ることになった。この生産者の方々がいたからこそ、現在の「(有)さかい企画」が成り立っているといっても過言ではない。
全国の生産者の方々とは、現在も縁あって、原料の供給を受けている。この確かな原料を仕入れられることは、私の宝なのかもしれない。

生産者の方々の紹介

当時から、生協への商品開発という大きな目的があったので、生産する方々の苦労が今でも忘れられない。
現在でこそ「トレーサビリティー」といって「生産履歴」を明かすようになったが、当時からこの「トレーサビリティー」を実践していたのである。

これから、紹介する実話は今から、約13年前の取り組みである。

養鶏生産者の方々と共に抗生物質を使わないでも「健康」であり続ける鶏の飼育に取り組んだ。抗生物質を使用しないで飼育するということは、冒険も甚だしい行為である。
薬物を与えない飼料を与え、現在の「ブロイラー」生産のように、過密飼いではなく伸び伸びと動き回れ、燦燦と太陽を浴び、美味しい水が飲め健康に育てた鶏を生協へ紹介するプロジェクトを立ち上げたのである。

この、プロジェクトに賛同してご協力していただいた、「朝永さん」「小川さん」「高田さん」に敬意を表します。

一歩間違えば、病気で鶏たちは死んでしまうのである。この冒険に挑戦していただいたからこそ、現在、取り扱いの出来る「無薬飼育鶏」を平気に販売できるのである。
抗生物質は鶏の体を病気から守るが、肉体に影響する薬害は大変なものである。

現在の養鶏の出荷基準は厚生労働省が決めた「出荷前10日間の休薬期間」が定められている。抗生物質を与えられ続けて飼育された鶏を食べれば、人間の体に影響を及ぼすことが以前から判明していたのである。

健康を維持するためには、この抗生物質を一切添加しない鶏を摂取すればいいとの思いからこの計画は進んだ。

(有)さかい企画が販売している「ケイズマイスター」が当時この健康な鶏を飼育するのに大いに貢献したのである。
この「ケイズマイスター」を飼料に僅か3%加えるだけで、鶏たちは健康を維持して伸び伸びと鶏舎を動き回れたのである。実に新たな取り組みに生産者の皆様は驚嘆したものである。
この生産された鶏肉を生協へ提案したのである。
抗生物質を使わず「無薬飼育鶏」に対して、生協も驚き、信じられない商品を提案したのである。

現在、全国でも無薬飼育鶏を生産している養鶏業があるが、当時からこのような事をしたのは、多聞初めての行為だったようだ。

豚肉についても同じである

豚肉は大分の生産者さまと契約している。
SPF豚の生産を実践され永年「健康な豚」の飼育をされている。抗生物質を使わぬ為に、「アク」がまったくと言ってもでないのである。

最近、様々に食べ物を検食する機会が多いが、「鍋物」や「しゃぶしゃぶ」など食べる際に感じた事だが、鶏肉も豚肉も魚も野菜も健康な飼育、安全な栽培をしている「素材」にはあの嫌な「アク」がほんの少ししか出ないのである。
健康であれば有るほど素材の美味しさに直結している様に感じる。
一度、そのような観点から、食材の素材・生産方法・飼育方法・飼料などを考慮して食してみたらいかがでしょうか。

「安心」「安全」「信用」「健康」「いのち」を再度、考える時期になっている事を促したい。